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COMPUTEX TAIPEI 2011特集「メーカーにいろいろ聞いてみました」
弊社が代理店を務めておりますメーカー各社を訪問して伺ってきたあんなことこんなことを掲載しています。(7月11日公開)
■SilverStone ■Shuttle ■ASRock ■JMAX ■ちょっと一休み
■Giada ■ADATA ■RAIDON ■UMAX
SilverStoneであれこれ聞いてみました(5/31取材)
- Q 今回のComputexでの一押しはどの製品ですか?
- A あえて挙げるなら、ケースではTemjinシリーズのTJ04-EとTJ08-E、電源ではNightjarシリーズのST50NFです。
TJ04-EとTJ08-Eは過去に発表したモデルの発展系です。冷却性能、搭載性能をさらに向上させ、現在のニーズに合う設計がされています。
ST50NFは80Plus Silver取得、500W出力のファンレス電源です。高出力のシングル+12Vライン、複数のVGA用電源コネクタ、各種保護回路を搭載しています。静かでパワフルなPCにぴったりです。 - Q RV03のAMDモデル(赤いラインのRaven3)は発売予定はないということですが、ラインの部分だけを販売してもらうようなことをお願いすることはできますか?
- A シルバーストーンとしては交換作業に対しての保証ができかねますため、ラインだけの販売というのは現在考えておりません。
ご要望が多ければ、色違いのモデルを(代理店から)提案していただくことは可能です。しかし、AMDモデルについては、AMDからの販売許可などをいただかなくてはいけないため、現在は予定がありません。 - Q Raven3のユーザーさんから、底部フィルターに歪みが発生するという問い合わせが何件かありました。製品上の問題があるのでしょうか?
- A 初めてその話を聞きました。御社以外の代理店からも聞いたことがありません。
周囲の温度の問題か、もしくは材質の問題かと想像はできるのですが、いかんせん情報が無いためわかりかねます。
もしそういった症状があったばあいには代理店のサポートまで、詳しい環境とともに教えていただけると幸いです。もし問題があるのであれば、早急に改善を図ります。 - Q Raven3の天板のピンがすぐに折れるといった話が上がっています。
- A その件については材質の問題であることを確認したため、改良を加えた製品を5月中旬以降、出荷しております。
ただ、明確な区別をつけて出荷しているわけではないので、全ての販売店に改良品が準備されているとは限りません。申し訳ありません。 - Q 恒例となりました新製品の発表会ですが、今年は日本へいらっしゃいますか?
- A もちろんです!秋にみなさまとお会いできることを楽しみにしております。
Shuttleであれこれ聞いてみました(5/31取材)
- Q 今回のComputexでの一押しはどの製品ですか?
- A LGA775に対応するスリム系のXG41、Mini-ITXにも対応する筐体を採用するSandy Bridge対応のSH61R4、そして、オリジナル筐体でインテルH67チップセットを搭載するSH67H3がXPCシリーズの一押しです。
タブレットPCにも注目するものがあるのですが、これはOEM向けで展開予定となっていますので、代理店から一般ユーザーへの販売は今のところ予定はありません。 - Q XG41の注目点はどこですか?
- A XG41は、Sandy Bridgeなどで新しく組んだユーザーさんで、Core 2 Quadとか、LGA775プラットフォームのパーツを余らせている方などにおすすめしたい製品です。
コンパクトな3リットルサイズの筐体に、デュアルギガビットLANやHDMI、DVIを搭載しています。サーバーや業務用のPCにも合いますし、サブマシンとしても十分な性能を確保しています。
また、デュアル無線LANのオプションも予定されています。 - Q XG41はスリムドライブを搭載可能ですが、XG35シリーズのPHD2(スリムドライブベイを2.5インチドライブベイに変更するオプション)は利用できますか?
- A いいえ、構造上できません。
- Q SH61R4の注目点はどこですか?
- A SH61R4はSG41J4などと同様、Mini-ITXのマザーボードを利用してリプレース可能です。
違うのは、アルミ製のシャーシになったことです。アルミ製とスチール製でのコスト差もほとんどなく、スチール製であるメリットが薄れたためです。
また、SH61R4のフロントパネル部分はSG41J4同様、アクリルパネルの下に写真などを入れられます。自分でデコレーションすることができるのも楽しみの一つとなります。 - Q 最後に、SH67H3の注目点はどこでしょうか?
- A Sandy Bridge対応のシャトルです。SATA3やUSB3.0にも、もちろん対応。また、新設計のシャーシで、組み立てやすさが向上しています。
すでに販売を開始していますので、お店でもぜひ見てください。
ASRockであれこれ聞いてみました(6/1取材)
- Q 今回のComputexの見所を教えてください。
- A 今年のアスロックはブースを3つのテーマに分けて展示しています。一つはインテルCPU用マザーボード、一つはAMD CPU用マザーボード、そしてもう一つはHTPCです。
また、プロゲーマーのFatal1ty氏、White-Ra氏のイベントを開催しています。 - Q 今回展示されてますZ68 Extreme7はハイエンドモデルですが、なぜ「7」なのですか?今までのハイエンドだと「6」になる気がするのですが。
- A Z68 Extreme7は、NVIDIAのNF200を搭載し、フルスペックでの3-Way SLIを可能としています。Extreme6を最上位とみた場合、それ以上の性能を持つ、最高級の意味合いを込めてZ68 Extreme7としました。
- Q AMDチップセットのマザーボード新製品が多数展示されて、AMDファンの方も喜んでいると思います。しばらくインテルチップセットの話題が続いていたため、ややAMDファンの方はやきもきしていたようです。
- A アスロックはインテルもAMDも同じように製品をリリースします。新しいチップセット、CPUのリリースにあわせて製品の開発を進めていますが、リリース時期の関係で偏りが出てしまうこともあります。
今回、AMDのA75チップセットのマザーボードを一気に6モデル発表できたのも、開発を順調に進めている成果です。 - Q アスロックといえばすっかり日本ではユニークなマザーボードのメーカーというイメージが定着しています。今後ユニークな製品は登場しますか?
- A 計画などはありますが、今は秘密です。
今回展示の中でもユニークな製品はあります。AMDマザーボードの970 Extreme4でSLIのデモを行なっております。
970 Extreme4は2スロットともPCIe x8動作のSLIとなっています。NVIDIA非公認ですが、アスロックが独自に動作保証をします。世界で最初のAMD 970チップセットでのSLI動作です。その意味でユニークなマザーボードだと思いませんか?
(補足:AMD 970チップセットは本来PCIe x16、1スロットだけのサポートのところをPCIe x8、2スロットに分けて動作させるという技をやってのけているところに注目。普通の設計のマザーボードだと、PCIe x16+PCIe x4のような構成になっているでしょう。) - Q Fatal1tyモデルのマザーボードは今のところインテルCPU向けだけですが、AMD CPU向けや次世代CPU向けの計画はありますか?
- A 現在企画中です。
Fatal1tyモデルには3つのグレードを用意しています。最上位のChampion、中位のProfessional、下位のPerformanceです。
インテルX79チップセットでChampionモデルを、AMD 990FXチップセットでProfessionalモデルを企画しているところです。
JMAX(CFI)であれこれ聞いてみました(6/2取材)
- Q 今回のComputexでの一押しを教えてください。
- A まずはDiablo(スーパータワーケース)です。E-ATX、HPTXといった大型規格に対応するだけでなく、2階建て構造となっており、2階にはMini-ITXのシステムを搭載することもできるケースです。
水冷システムへの対応も考慮しており、2階には480mmクラスのラジエーターを、1階でも360mmクラスのラジエーターを天井部分に搭載できるだけのスペースを確保しています。
また、2階の部分はドライブスペースへの転換も可能なよう設計していますので、2つのシステムが必要なければホットスワップベイなどのオプションを設置できるようになっています。
そして、1階部分だけでも十分使用できるように設計を行っております。非常に自由度の高いケースになっています。 - Q Diabloのオプション品の販売予定はありますか?
- A もちろん計画しています。現在の予定では、Mini-ITXシステムが搭載できる形でケースを販売し、ホットスワップベイなどをオプションで販売する予定です。
- Q JMAXブランドで今後登場予定の製品は何がありますか?
- A 現在、Diabloの2階建てモデル、1階だけのモデル、低価格帯のケース(以上はフラッシュレポートでご紹介)、JX-FX400Bの後継モデル、ストレージケースを計画中です。
ちょっと一休み
GIADAであれこれ聞いてみました(6/2取材)
- Q 今回のComputexでのポイントを教えてください。
- A グラフィックカード、マザーボード、PCシステムの3つを軸に展示しております。展示の中心はPCシステムです。
コンパクトなPCシステムの新製品を発表しています。残念ながらグラフィックカードの新製品は今回発表していません。
新製品の展示予定はありましたが、新GPUの発表とかみ合わなかったためできませんでした。 - Q GIADAのグラフィックカードについて教えてください。
- A GIADAでは現在NVIDIAを中心に設計、開発しています。中国ではトップ3に入る出荷量を誇っています。NVIDIAとの連携を図り、最も早く新GPUのグラフィックカードのリリースを目指しています。
GIADAでは使用する部品メーカーを絞り込むことでクオリティの維持を実現しています。例えば、使用するメモリはSamsung、Hynixに絞り込み、製品のばらつきが発生しないよう努めています。 - Q GIADAのグラフィックカードはノーマルな製品が多いですが、ゲーマー向けに強化したような、例えば高いオーバークロックを施した製品などは計画されていますか?
- A GIADAでは、ゲーミングPC向けよりも、一般的な使用を重視しているため、リファレンスに沿った仕様のモデルを重視しています。
しかし、市場の要望が高ければ、それに応じて製品を拡充することは可能です。 - Q リファレンスに沿うと他社との差別化が難しいように感じますが。
- A GIADAではオリジナルのヒートシンクやデザインを使うことで他社との差別化を図っています。また、前にも申しましたように、使用する部品を厳選することで、製品のクオリティを高め、安心して使っていただけるよう努めております。
ADATAであれこれ聞いてみました(6/2取材)
- Q 今回のComputex一押しの製品は何でしょうか?
- A SATA 3.0対応でリードライトが500MB/sに達するSSDのS511シリーズ、PC3-2133で動作するオーバークロックメモリモジュールの4GB製品です。
他にもUSB3.0対応のフラッシュメモリドライブや電源ユニットなどの新製品を展開しています。 - Q S511シリーズのアピールポイントはどこでしょうか?
- A S511シリーズはSATA3.0に対応するSSDです。60GBから480GBと、容量を選んでいただけます。転送速度はリードが550MB/s、ライトが520MB/sと最速クラスを実現、4K Randomライトも6万IOPSを達成します。たとえば、5GBのファイルなら15秒でライトできる性能です。
コントローラーにはSandForceの次世代コントローラー、SF-2200シリーズを採用しました。
デスクトップ用、ノートブック用のパッケージを用意しています。デスクトップ用は3.5インチベイに搭載できるよう変換ブラケットを付属しています。ノートブック用はUSB3.0ドライブケースが付属しています。ノートに載せていたHDDを高速なポータブルドライブに再生することができます。 - Q オーバークロックメモリのアピールポイントはどこでしょうか?
- A XPGシリーズとして展開しているオーバークロックメモリでも、V2.0の製品は2つの特徴を持ちます。一つはTCTというモジュール冷却技術で、チップとモジュールの安定性とパフォーマンスを向上させます。
もう一つは2オンス銅PCBの採用です。一般的なPCB基板の倍の銅を使うことで電力効率や発熱抑制、安定性をもたらします。
その結果、2133MHzという高クロック動作でも4GBの容量を実現できました。 - Q USB3.0フラッシュメモリドライブがSSDと同じところでデモされてます。3モデル展示されていますが、それぞれどのように違いますか?
- A C103はシリーズでは下位のモデルとなります。スライド式のコネクタになっているため、キャップの紛失などがありません。
S102Proはミドルレンジです。すでに発売されているS102の強化版です。リードライト性能がアップしています。アルミ製のボディでスタイリッシュです。
N005Proは最上位のモデルです。こちらもN005の強化版で、リードライト性能が向上しています。最大でリード130MB/s、ライト90MB/s出ます。
最上位になるほど高速度で大容量の製品を選択いただけます。
RAIDONであれこれ聞いてみました(6/3取材)
- Q SafeTANK、GearTANK、InTANKと3カテゴリありますが、それぞれの特徴を教えてください。
- A SafeTANKシリーズは主にSOHO、コンシューマー向けのシリーズという位置づけです。NASや資料、データ保存目的にお使いいただきたいシリーズです。
3.5インチドライブを搭載できるモデルはRAID機能を搭載し、データの喪失を防ぐことができます。また、トレイを共通化しているため、ストレージを初めて使う方にも扱いやすくなっています。
2.5インチドライブを搭載できるモデルについては、トレイ部分だけをモバイルストレージとして利用できるソリューションを用意しています。
GearTANKシリーズは広告会社や映画会社などの大規模なネットワークやワークステーション向けの製品群となります。LSI製のRAIDカードなどと組み合わせれば、1400MB/s転送という高速ストレージの構築も可能です。
Snapshot機能を搭載しているので、データの書き戻しなどにも用意に対処できます。
InTANKシリーズはケースに取り付けるタイプの内蔵型製品となります。一番自作ユーザーの皆さんにはなじみやすいシリーズでしょう。 - Q Hybrid Runnerについて教えてください。
- A Hybrid RunnerはSSDとHDDの利点を持ち合わせる技術です。SSDの持つ高速アクセス性能と、容量面で利点のあるHDDのそれぞれの長所を活かすことができます。
- Q Hybrid Runnerは、SilverStoneのHDDboostや、HighPointのRocketHybrid、Z68チップセットのISRTとどう違いますか?
- A いずれとも違うと考えております。Hybrid Runnerはハードウェア制御ですが、HDDboostとは違うアプローチを取っています。明確に違う点として、Hybrid Runnerは、HDDアクセスのためのキャッシュ領域をSSD上に確保します。このことでSSDでカバーしていない領域のHDD上のデータアクセスについても高速化を可能としています。
- Q Hybrid Runnerを利用中にSSDが故障したりした場合どうすればいいですか?
- A SSDの交換をするだけで元の状態に戻すことができます。SSDのデータはHDDに確保したバックアップ領域にバックアップされます。これはスケジュールで定期的に行うこともできます。新しいSSDを装着すると、そのバックアップを書き戻して元の状態に戻します。
UMAXであれこれ聞いてみました(6/4取材)
今回のComputexではUMAXは出展を行わなかったのですが、お時間をいただいてインタビューをさせていただきました。
- Q SSDの開発の予定は現在ありますか?
- A 現在のところSSDの新製品投入の計画はございません。現在はメモリモジュールの市場のニーズに合った製品の開発と品質の向上に注力しているところです。
- Q DDR3-1600までのオーバークロックモデルを展開しておられますが、それ以上のオーバークロックモデルの販売予定はありますか?
- A 現在DDR3-2000まで研究開発をしている段階ですが、市場の要求に合うかどうかを見極めている状態です。
- Q 低電圧動作のメモリモジュールなどは開発されていますか?
- A UMAXではJEDEC準拠の製品のみを生産しているため、現在のところ開発はしていません。しかし、需要や要望が多ければエンジニアへ働きかけます。
- Q ロープロファイル(高さの低い)メモリモジュールといったものもありますが、こちらはどうでしょうか?
- A それについても現在開発していません。低電圧動作の件と同じく、要望が高ければエンジニアに開発の要望を出します。
- Q インテルのX79チップセットではとうとうクアッドチャネル動作となりますが、4枚組のセットというのは発売しますか?
- A これについてはぜひ発売したいと思います。枚数が増えると、セットとしての動作保証などの要求が厳しくなっていきますが、より努力して年末には出せるよう努めてまいります。
- Q マザーボードのメーカーではメモリQVL(推奨ベンダーリスト)というものが公開されています。弊社でも独自に動作確認を行っておりますが、全製品の動作確認を取るのは困難です。こちらについて、どうでしょうか?
- A 現在、メーカー各社にバリデーションを働きかけております。ASRock社につきましては、QVLに順次追加されておりますのでぜひご参考ください。
- Q 最後に一言おねがいします。
- A UMAXは、日本市場でブランドを育ててくれたマスタードシードに感謝しております。今後もアイデアや要望を挙げていただければ、UMAXはそれらを実現できるよう努力してまいりますので、今後もUMAXをよろしくお願いいたします。
次のページではメーカー各社様からいただいた、日本への応援メッセージを掲載します。











